浦賀駅からの京急バスを腰越で降り、乗ってきた方向に少し戻ってY路地を右に曲がって行く。頬をなぜる風に潮の香りが強く混じり、右手に海が迫ってくる。上空からトビノ鳴き声がのんびりと「ピーヒョロロー・ピーヒョロロー」と聞こえてきた。彼らには私の感じたこの海辺がどんな風に写っているのだろう。
夏はこの岬が喧噪であふれていたけれど・・・「今はもうー秋」季節の深まりとともに静かな波打ち際を取り戻し、海が戻ってくる。そっと深呼吸すると、サワサワと波が音を奏で、地球の息づかいを教えてくれるような気がします。
観音崎公園は、三浦半島の東端、東京湾内に突き出した岬にあります。砂浜・岩場・丘陵などいろいろとあって、自然を豊に残し、多くの施設が整備されています。
対岸には房総半島が望め、浦賀水道を航行する船を眺めたり、汽笛の音を楽しむこともできます。
観音埼灯台は1869年(明治2年)にわが国で初めての洋式灯台として作られました。現在は3代目で、高さ15m・海面からの高さ56m・光達距離は20海里だそうです。
観音崎自然博物館近くの遊歩道から、朝早く海辺を写したもの
こちら側の遊歩道は、風も弱まり、静かな時間が流れているようです。
遊歩道から階段で砂浜まで下りることができ、波打ち際まで行って録音しました。